その羽根に背負うものとか

試験が山場を越えて、残すところ簡単な試験1つに、本読んで感想書く厄介なレポートが一つ(先生、ごめん)あるだけなので、だいぶ気が楽になりました。というわけで、忘れないうちにSufjan Stevensのライブ感想(レポではない)を書こうと思います。



OAのMy Brightest Diamondはシャラちゃんのじゃじゃ馬ぶりが良かった。しゃべる時はすごくかわいい声なのに歌うと逞しくなったり、狂っちゃったり、透き通ったり、震えたり、いろんな表情があって素敵だった。そんな感じでMBDを見ながら、バーで頼んだジンジャエ―ルをクイッと引っかけていたら、味が何だかおかしい・・・と。というかどう考えても、ウイスキ―・・・のジンジャエ―ル割りだ・・・と。気づくのに時間がかかっている自分の鈍感力に驚きますが、飲み物もったままSufjan観るわけにもいかないため、ただでさえお酒は強くないのにウイスキ―かよ、とチョビチョビと我慢しながら飲んで、Sufjanがバンジョ―のチュ―ニングをしていた時に飲み終わりました。(あれSufjanですよね?)その時点で既に、頭痛と火照りがひどく、眠気まで襲ってきて若干泣きそうでした(笑)それでも、階段上のステ―ジと平行の位置のベストなスポットを確保して待ちました。



Sufjanが登場したときはそれこそアルコ―ルの影響だか何だか知りませんが、感極まって歌いだす前から泣いてました・・・恥ずかしかったけど「こんなにSufjanが好きだったんだ、自分」とか再確認しながら、思ったよりもこじんまりした可愛いSufjanとその無造作に毛先を遊ばせた寝癖頭に萌え。



歌いだした瞬間に息を飲んで、呼吸が止まるんじゃないかと思うくらい吸い込まれてしまいました。ひきつれた楽隊がコーラス2人(さっきのMBDのシャラ嬢だけでなくSt.Vincentことアニーの参加は嬉しいサプライズだった)に管楽器が5人加わって、アルバムの厚みはそのまま、ライブ感が加わってこれ以上はあり得ない状態でした。代表的な曲を、予想以上に饒舌なMCで笑わせながら演奏していたのですが、聴くだけでなく彼の語りを静かに聴けた幸福感が未だに鮮やかに記憶してます。饒舌といっても彼らしい、ある意味狙ったような拙さに愛しさも倍増。ユーモアとシリアスのギリギリの狭間で、こちらがハッとするようなことをいうもんだから(ヒデアキさんという管楽器担当兼通訳が完全にSufjanのMCを爆笑に変えてしまったにもかかわらず)Sufjanの背負う重みというものを改めて実感。雑な表現で申し訳ないが、彼には宿命という言葉がハマる。ただ、天才と呼ぶにはあまりに儚げな側面が私を魅了しているのもまた確か。



締めの「Chicago」で、ずっとこの空間に包まれていたいという未練たらたらな想いを抱えたまま終わってしまいました。今まで見たステージでもっとも色彩が溢れたショーだったな…カラフルで素晴らしかった。なんだかフジロックで再来日な予感がしますが行けない、に一票。