とりあえず感想をば

真面目に、ドラマを観てしまうと、ラストは予定調和どころか、酷いと思いました。ただ、原作では安宅宗一の死後、遺産相続で揉めるのが物語の主軸となっているようですが、そうではなくあくまでも「愛」に焦点をあて続け、強引ではあるものの、家族で問題を解決し、いかなる時も逃げ出さずに向き合おうという安宅家の姿勢は良かったと思います。ただ、宗一が二度も転がり落ちるとは思いませんでした。役者の皆さんは頑張っていたと思いますが…いろんな意味でアレでした。そんなわけで、宗一への愛をこめた替え歌で締めくくりたいと思います。

『ドングリのうた』のメロディで。
宗一ゴロゴロ ゴロリンコ
 坂から転がり さぁ大変
 天国母さん、こんにちは
 久仁ちゃん一緒に 参りましょう

終わります。

・後日追記
いまさらですが、散々見ておいてこの雑な感想は酷いので、もう少し書くと、このドラマの致命的な点は、説得力に欠ける安っぽい脚本と遠藤久美子人を小馬鹿にしたような演技にあると思います。脚本は、どこかで聞いたようなセリフの連続で、実に陳腐で浅いものだった。それが、ハスキーヴォイスを控え目にするために声を細めて話す異様で耳障りなエンクミの演技によって、劇的に劣化。これは、エンクミが演じた久仁子において顕著だった。一方、小田茜演じる雅子は、彼女の安心して見ていられる存在感と演技力に助けられていることもあって、かなり魅力的なキャラクターとして視聴者を引っ張っていったと思う。小田茜も、キャリアは長く、クラシカルで正統派な美女なので、昼ドラの枠にはもってこいの女優。もっと活躍して欲しいっす…(笑)

で、明らかに視聴者をナメているとしか思えない脚本にもかかわらず、障害者が登場するというハイリスクを背負ってしまったことも、このドラマの悪い点だった。内田滋の演技に、文句があるわけではない。ああしろ、こうしろと演出家に色々言われただろうし、常に気を抜けない役だから、さぞ大変な気苦労だったと思う。でも、宗一のあくまでも「純粋で無垢な障害者」というステレオタイプな描かれ方は胸糞悪くなった。高度な障害者の描写をこれ以上このドラマに求めても意味がないと思うが、彼のキャラクターがドラマを終焉に向けて無理やり収束させるためだけに利用したに過ぎず、魅力がどんどん薄れてしまった印象が何より強い。いい加減すぎる展開には、本当に呆れた…譲二は…ノーコメントで(笑)