ルーキーズ第一話

ROOKIES (1) (ジャンプ・コミックス)

ROOKIES (1) (ジャンプ・コミックス)

ルーキーズ』の第一話が放送しましたね。漫画の方は未見なので比較はできないのですが、まずまずでした。

少なくともタイマンを避けた9時台からの『ごくせん』よりはずっと良いでしょう。どちらも非現実的といえばそうなのだけど、常にワンパターンな展開と、ルックスの良いキャストで視聴者を釣るしかない説得力の乏しさといい、全くそそられない。といいながら三浦春馬ファンの友人は既に熱くなってますが。そういう見方もあるんじゃないかな、と思いますけど、今回はキャストのレベルも低いような。まぁどうでも良い。

『ルーキーズ』は、本当にあの教師の鼻につくほどのウザったさが逆に何をしでかすのか想定しづらく興味深いです。奇を衒ったように熱いですからね、あのタイプの教師は『引かれ』がちですし、私もそういうタイプの教員は苦手でした。ほとんど出会ったことはなかったけど。でも、唯一熱いと感じた教師は、最初は引かれても、結果的に凄く信頼されるタイプでした。特に小6の時の先生が印象的かな…卒業後に手も付けられないほどヤンキーになってしまった生徒も彼に全信頼を置いており、わざわざ相談しに行っていたようです。私はその先生が好きじゃなかったんだけど―今も好きくないし。

私は高校生の時、ある運動部のマネージャーをしていました。ガラじゃないけど。部活名を答えると高校が特定出来るほどマイナーな競技なんでね、一応控えるけど神奈川県で三校くらいしかないんです。その三校の一つが神奈川県で最も問題が多いとされたA高校だったんです。今は校内浄化というか改善活動を積極的に行って大分良くなったようですが、当時は悪評も良いとこで、ドラッグなんか当たり前、みたいなイメージの高校で…でも、その部は私の部とも合同練習も頻繁に行い、とても仲が良く、そんな評判の悪さの片鱗も感じさせない部でした。

ところが、ある日強豪とされる県外のB高校で合同練習をさせてもらう貴重な機会をいただいて、出向いた時のこと。順調に練習も終わって、そろそろ失礼しようかとなった頃、お世話になったB高校の生徒の財布が紛失したんですね。一気に悪化した雰囲気の中、犯人探しが始まって。案の定(この言葉は使いたくないけど)、A高校の一人が犯人でした。

その時の、A高校のコーチや残りの選手の気持ちを考えると、本当に気の毒になります。わざわざ遠出していい経験になるはずだった一日を台無しにし、真面目にやっている生徒の気持ちを踏みにじり、恥をかかせてしまったその生徒のしたことは許されない事ですし、しょ―もない奴だとは思ったんですけど、なんとなく責める気持も萎えてしまって、その日の気持ちは何故か、その日のうちに無理やり封印していました。

でも、なんとなくその当時の気持ちが『ルーキーズ』を見て思い出されたような気がします。悔しさとか、情けなさとか色んなもんが。一回の失敗で、台無しになっちゃうってもんが。一番忘れられないのは、一体私がどんな目でA高校の顧問の先生を見たのかは覚えていないけれど、『もう慣れっこだからね。大丈夫。』というように寂しく笑った先生の顔です。

・後日追記(4/21)

あえて書かなかったんだけど(書かなくても察する人がいそうだし)、一応書きます。上記の、A高校が行った校内浄化ってのは、素行の悪い生徒は即退学させる、というものです。バッサバッサ切り捨てたとか。(本当かな?事実、A高校の先生がそう言ってたけど…)ルーキーズのやつらは、自主退学させらそうになるわけだけど、結局どっちもどっちですね。

悪化し過ぎた腫瘍は取り除く他ないということなんだろうけど、爪弾きにされて淘汰された者が行く先は、まぁたかが知れてるというか…私の同級生もA高校に行って退学して、極道に入ったとか聞いたし(テキ屋してるのを一昨年見た)、生徒を正しい道に導くという責務を果たそうとする学校(教員)は所詮、ドラマの中だけ綺麗ゴト…他の生徒を思ってとった行動だと思えば誰が責められるんですかね。学校だけの責任じゃない。私はA高校の方法、間違ってないと思うよ。