未婚じゃなくなったね

TBSのドラマ30みこん六姉妹2が終了しました。一応、前から言ってたので観想を言うと、なかなか良く出来た昼ドラだと思います。今回の「2」からしか観てないのですが、全45話を通して、6姉妹と父親、そして長女の娘を合わせた8人が生計を立てる和菓子屋に新たな登場人物として和菓子職人の栗山を投入し、前作で結婚式当日に新郎保に逃げられた主人公の次女二葉といがみ合いながら惹かれ合っていくところに、外国人美女と失踪したはずのが再び戻ってくる…という、展開は当然起こりうることだし、視聴者の期待を裏切らない。

ただ、このドラマの魅力は六姉妹全員がバランスよく描かれており、キャラクターも誰一人とはずされない個性のあるものだから飽きないこと。特に二葉に時に辛辣だが、的を得たことを言う長女一美と、さり気なく痛いところをつく末娘のは、いつも煮え切らない二葉に対する視聴者の苛立ちを解消してくれた。それに6人もいるため、それぞれの展開が長く引っ張ることなくサクサクと進み、各話であたる焦点が変わることもあり、次も見せる力がドラマにあった。多少の不安定さも、父親役の大和田伸也がドッシリと中心に構えているので安心してみることが出来る。

ただ、ラストになってからは、保と栗山が二葉を取り合う形となり、二葉は「どちらと結婚しても幸せになれる気がするの」と、相変わらずの煮え切らない態度。二葉を演じる、はしのえみは役にとても合っているし、彼女が演じることで多少好感度も上がるけれど、それでも二葉はイケメンの男二人が必死になって争うほどイイ女なのだろうか?という疑問が残る。そしてその疑問はクライマックスに向けて益々強くなる一方だった。ついでだけど、はしのえみの演技は肝心な時にボロが出るようなもので、普段は見れないものではないけれど、大事な場面で演劇部の中学生みたいになるのが気になった…かわいーんだけどね。

しかも花婿の決め方が「まんじゅう対決」(文字通りどちらがより旨くまんじゅうを作れるかを競うもの)というのもいかがなものだろう…とまぁ最初は納得いかなかったんだけど、それなりに味のある台詞で納得いくような方向に強引に持っていくのは巧いと思った。むしろ、元は医者で和菓子に関してはズブの素人である保と、腕の立つ和菓子職人の栗山を戦わせるという設定のほうが荒唐無稽なくらいだ。ただ、この「まんじゅう対決」の参戦者が無駄に増えていくのは呆れた。五女の五真子は、将来店を背負って立つ跡継ぎ候補の職人なので、まだ分かる。「自分を見極めたいの!!」などと抜かし、参戦する二葉は一体何様なんだ。誰のせいで、男二人が必死で寝る間も惜しまず、まんじゅう作りに勤しんでると思っているんだ。さらに、クライマックスでは見習い職人の俊まで参戦というワケの分からない展開に…結果は見えているから、その辺は目を瞑れということか。

ラストは、お決まりな感じだけど、期待通りで良かった。個人的には保の方が好きなんだけど、結婚相手は最後の最後まで迷って栗山に。ちゃんと保もメンツを守って、イイ男してたので、めでたしめでたし。全体的には、かなり良く出来ていたと思いました。もう二葉と一美は結婚しちゃったし、「3」はないかな?同枠でこれから放送するドラマはさっぱり見る気ありません。

にしても、大和田伸也って本っっ当に素敵ですよね。小学生の頃、時代劇マニアだったので、彼が演じた格さんが大好きでした。もちろん観たのは再放送ですよ。当たり前か。