鈍い光沢を放つリノリウム

どうも。最近一人で深夜レスリー・チャン特集を組んでいるしゃもじです。この間まではキェシロフスキイ特集でした…寂しい奴め。認めます。一番好きな監督です。初期の作品が好きなんですよね。『偶然』とか『終わりなし』とか。まぁ『二人のベロニカ』も好き。でも、トリコロール三部作は作品は良いけど、女優が好きじゃない。『デカローグ』はクリスマスに自分でDVD-BOX買ってあげようかと計画中です。自分へのご褒美(プ)ってやつか…誰かくれるってんなら遠慮なく貰うからね。誕生日プレゼントは前後半年間募集中。

ブエノスアイレス [DVD]

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レスリーは、昨日は『ブエノスアイレス』を久しぶりに観ました。いつぶりだろう…多分高二以来でしょうか。レスリーが亡くなった時に、私は高一だったので、それから一度だけ観た気がします。なんか観れないんだよね。未だにレスリーが死んだ気がしません。でも昨日は『ブエノスアイレス』ってこんな爽やかな終わりだったっけなと新たな発見が出来たような気がします。二人の恋愛のグダグダ模様が、なんか私の右心室と左心室を不器用に動かすような感じがたまらなく切ない。あのレスリーの誘うような眼差し、少年のような仕草、退廃的な空気、ぜんぶめいいっぱい吸い込みたい。

両手を怪我したウィンが風邪で寝込んでいる*1ファイに『お腹すいた。二日間も何も食べてないんだ。』とダダを捏ねて『お前は冷血漢か!』とファイは怒鳴りつけるのだけど、次のシーンで結局ご飯を作ってあげているのは何だか滑稽で、すき。あとタンゴのシーンはいわずもがな。でも言わせて欲しいんだけど、あのどうしようもない愛憎とか惰性とか拘泥とか執着とかがないまぜになって二人の影に溶けていくような感覚がたまらんの。運命の相手ってのは、必ずしも互いにとって最高とは限らないのだね。

今日は『欲望の翼』を観ます。自分で録ったDVDが無くなっちゃったので、研究室から教授のを奪取してきた。『プレゼンに関係ないじゃん!!』って言われたけど、無視しておいたぜ。オッパッピすぎるぜ、そんなの。

今度、お気に入りレスリー映画特集でもブログに書いてみますか。本当は来年の4月1日に書こうと思ってたんだけど、どうしようかな。まぁ自己満足だけどやっぱり命日にしようかな。どうでも良いけど、亡くなった追悼企画で出版されたムックの表紙が、レスリーがダサいピースサインしている写真で、妙に照れくさい気持ちで見つめてたら本屋で泣きそうになった苦い思い出があります。恥ずかしいやつめ。まさかこんなカタチで羞恥プレイを自らするようになるとは思いもしなかったあの頃の私にグッドバイ。

※12/21いまさら誤字訂正

*1:これだって凍えるような夜中にウィンがファイを散歩につき合わせたからなんだ。我が侭な子。