コイントスで決めようじゃないか

ブラック･ダリア　コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD]

CSで放送していたので『ブラック・ダリア』再見したんだけど､二度観ようが三度観ようが､良い作品とは言いがたい。むしろ結構残念なんだけど､今回に限って楽しめたのはアーロン・エッカート。『ダークナイト』のトゥーフェイスがチラついて､アーロンが死んだ後にジョシュ・ハートネットとスカーレット･ヨハンソンがイチャつき始めたら､またトゥーフェイスの姿で地獄の業火から這い上がって二人の前に現れそうで恐かったよ(笑)ルックス的にはかなり苦手なアゴ…じゃなくて俳優だけど､優男よりああいう独り善がりなタイプのキャラクターを演じる彼が良いと思う。作品としては､デ･パルマのフィルム･ノワールへの敬意と見果てぬ夢をチマチマと詰め込みすぎたためミステリや人間ドラマ(笑)部分が未消化気味なので､彼がもっとずっと前から好き勝手に撮りたいもの撮ってれば､欲求不満もなくちゃんと理想的に処理されていたんじゃないかと思えるのが残念でならない。キャスティングも良いと思うんだけどね。ジョシュ･ハートネットのナイーブさが､全くもってハードボイルドになりきれない苦悩を滲ませて好きだし。スカーレット･ヨハンソンは大人っぽくした方が何故か子供っぽく見えたような？中途半端さが目立つ。でも､どう考えてもゴツいオカマ顔のヒラリー・スワンクがエリザベス･ショートに似ているというのは無理がありすぎ。一番輝いているのは当時で三十路杉とは思えないミエリザベス役のミア・カーシュナー嬢で､デ･パルマの偏った愛情に付き合わされている感が…ま､嫌いではないからまた観たんだけど(笑)

スカーレット･ヨハンソンと言えばブラックウィドゥ役で『アイアンマン2』への出演が決まり髪も赤く染めて役作りに励んでいるようですが､痩せておっぱいが縮んだという噂が!! おっぱいが小さいスカーレットは高分子吸収体のないムーニーマンとなんら変わりないので心配です。絶対に負けられない戦いがあるように､絶対に縮められないバストがあるということを…覚えておいてくれ…。

そうそう､デヴィット・キャラダインもね…72歳､072で事故死。真相はまだ明らかになってないようですが､現時点であまりにも死に様がカッコ良すぎるため､このまま探らずにそっとしておいてあげてほしいものです。女性とのムニャムニャ中に腹上死より､自分で創意工夫を凝らした結果､気持ち良すぎて…という方が､最高に素晴らしいと思います。近年では『キル・ビル』のビル役が記憶に新しいですが(むしろそれ以外に出てたっけ)､個人的には『明日に処刑を…』の方が印象深いかな。亡くなって『あいつらしいよな…』って言われてるんでしょうか。私も酒の肴にそう言われて笑われるような死に方がしたいもんです。

♪今聴いている曲♪
The Virgins 『Murder』
国内盤がようやくリリース。コレ↓は輸入盤だけど､｢イケメンバンド｣というお決まりの触れ込みに反してルックスは全く期待しないが吉。ただ音楽は十分に期待してヨロシ。軽薄で安っぽくて､ストロークスばりのヘロヘロだけど､全然クールになれてない。でも､まいっかーなところが好き。でもどうせすぐ飽きるから褒めすぎないでおく(笑)

Virgins