スク水は譲れません、とのこと

大学受験生を多く担当している私ですが、さすがに高校三年生ともなるとアイデンティティの芽生えがめざましいです。日々芽吹くそれは、みるみるうちに成長し、授業のたびに新たな発見をさせてくれます。それはとても素晴らしいことですし、私も生徒の意思を極力尊重し、未来への後押しをしていけたらいいと思ったり…思わなかったりしながら指導しています。しかし、時には誤った道に踏み外しそうな、そんな危うい生徒を担当することがあります。

私立高校に通う呂利村君は、まさにそんな子です。もちろん呂利村というのは仮名ですが、その音の響きから想定されるように呂利村君は正真正銘のロリコンです。すいません、本当に仮名が浮かばなかったんです。ちなみに本名でないならブログに「どうぞ書いてネタにしてください」と本人から許可をすでにもらっています。引け目なく堂々と書けるので、私もとってもオープンな気持ちです。

そんな心の広い呂利村君ですが、私は彼が高校一年生の時からちょくちょく授業を担当しているので、それなりに長い付き合いです。一時期学校に馴染めず、思い悩んでいた頃の呂利村君のことも知っています。しかし、彼が自身の性的趣向についてオープンに初めて語ったのは今年の初夏なのです。少なくとも私に対しては初めてでした。

夏休み前のある日の雑談を交えた授業中「先生、最近授業が午前中で終わるじゃないですか。そういうときは小学校の正門までチャリを飛ばしてるんです」と言う呂利村君。なにも知らなかった私は冗談で「まさか下校中の女児でも観察してるんじゃないでしょうねー?」と返しました。私と並ぶくらい高濃度の毒が混入されたジョークを好む、シニカルな呂利村君なので、また面白い切り返しがくると思いきや、呂利村君はまじめな顔で「はい。そうです。パラダイスですよね」と。

それからというもの、私のノリの良さ(これがいけない!)もあって、彼は高校三年生にして、冷静な自己分析を元に自らの異常な性癖を淡々と語ってくれるようになりました。どうやら「僕が自分の性癖の異常さに気がついたのは中三あたりですね」とのこと。

ふつうのロリコン(ふつうってなんだ)はどこにだっていますけど、呂利村君の恐ろしいところは一見するとすこぶる印象の良い好青年であるところです。ルックスも至って爽やかなどこにでもいる高校生、むしろ標準以上と言っていいです。そんな彼の大好物が幼女・・・。

彼の周りの人はほとんど知らないようです。高校の同級生はもちろん、彼が数ヶ月前まで働いていたコンビニでもおばさんたちからの好感度は抜群。働きぶりも好評で、店長からは「頼むからやめないでくれ呂利村君」とすがられたほどです。でも呂利村君は「本当、世の中って怖いですよね。セ○ン−イ○ブンで一番よく働く良い子の呂利村君がこんなに異常な性癖の持ち主だなんて、誰も知らないんですから。ね、先生」と私に平然と言ってのけるのです。

内心ちょっぴり引きつつも、キャパシティが他講師よりも圧倒的に大きい私は毎回会う度に冗談を交えつつ、彼の性癖を引き出すようになりました。(何してんの)

しかし話を聞くうちに、さすがに心配になって「もーお願いだから新聞にだけは(犯罪おかして)載らないでよね!!」と釘を刺すと、笑顔で「大丈夫ですよ、先生。10代は犯罪を犯しても実名が公表されませんから。」と言いやがりました。やっぱり10代のうちに一つぐらい脛に傷を持っておかないと、ということでしょうか。こればっかりは彼の得意のブラックなジョークだと思いたいんですけど、いやぁさすがに心配です。

これからもまだまだ呂利村君ネタを書いていきます。彼がレジェンドになる、その日まで・・・っておい!しゃもじはこれでも全力で彼(少なくとも呂利村君の表向きのペルソナが壊れないよう)が道を踏み外さないように誘導しているのですよ。犯罪を全力で阻止しているのです。しかし私の力不足もあって(?)、今後も呂利村君ネタは続行予定です。まだまだ書くことがありますので。

♪今聴いている曲♪
Belle & Sebastian 『The Blues Are Still Blue
最近の音楽にすっかり疎くなっているので、このフィット感にすっかり満足しています。大丈夫、ちょっとずつ遅れは取り戻すから。

The Blues Are Still Blue

The Blues Are Still Blue