9・11のできごと


昨日は珍しく母とランチに出かけました。平日の昼にこうして親と時間を過ごせるのも、社会人になるとなかなか難しくなるので、最近は貴重だなと感じています。ちょっとした行きつけになっているカフェがあって、そこは食事できるメニューもかなり充実しているし、味もかなり満足できるのでお気に入りなんです。カフェという女々しい肩書きの店は、それほどメニュー数が無かったりしますが、ここはパスタはもちろん、ベーグル、パニーニそれに特製のキッシュは全部で8種類ほどあるためランチタイムだけでも豊富に揃っています。サラダの量も大人しくないので、女性ならランチに単品で頼む人もいそう。場所が詳しく知りたい人は個人的にコンタクトしてくれれば教えますよ。

そんなお店でには少々不釣り合いな私ですが、食後にダージリンティを飲みつつ母と談笑していました。しかし突然、優雅なランチタイムを引き裂くようなブレーキと鈍い衝撃音が外から聞こえました。なんだなんだとすぐそこのテラスから道路の様子を見ると、横たわる男性の姿が…すぐそこにはスポーツカーが止まっていて、男性が電話を掛けていた。

ドクンと心臓が鳴るような思いがした。男性の生死は分からず、荷物が散乱する横に倒れてました。病院が比較的近かったため、時間にすると救急車が来るまでそれほどかかってないんでしょうが、酷く長く感じました。母と私は、何も出来ないのに何か出来ないかとグチャグチャとほとんど中身の無い「大丈夫かな」というような言葉を呟いていたと思います。

でも何より驚いたのは周りの主婦グループ客たち。「恐いわねー」と口々に最初は言ってましたが、すぐ自分たちの話に切り替えていた…そして外も明らかに非日常がすぐ脇に横たわっているというのに、平然と通り過ぎる学生たちも。確かに立ち止まれば一見、野次馬みたいになるけれど、単純に心配しないのかなと不思議に思うほど素通り。なんとなく異常に見えた。結局、私と母は口数も減り、その日ずっと落ち込んでいました。それはそれで考え過ぎなんだろうか。でもあの乱暴な低音が脳髄に響き、生々しい情景が瞼にしつこくこびりつくんだよ。

救急車で男性は運ばれていったため、結局どうなったか分からないんですけど、直線道路で跳ねられたんだからスポーツカーのスピードの出し過ぎだということは明白。あんなシボレーのオープンカー乗って、運転手も見るからにDQNだって。自分がどんな死に方するか自分じゃ分からないけど、あんなのに人生の強制終了されちゃたまったもんじゃないよなー…と思い、身震いがした最悪のランチタイムでした。本当に男性の容態が気懸かりですが、大丈夫だったと信じておくようにします。でないと、あのカフェ二度と行けない気がする。皆さんも交通事故には十分気をつけて下さいね。

♪今聴いている曲♪
My Gold Mask 『Bitches
Grettaの多様性あるヴォーカルが物悲しさと民族音楽的なミステリアスさを醸してて面白い。ギターが洞穴で弾いてるみたいに反響して、いい味出してます。土臭いけど、新鮮な香辛料みたいな音楽。
http://www.myspace.com/mygoldmask