ザックリ映画鑑賞録

南極料理人

南極で究極の単身赴任をする羽目になった海上保安庁の隊員西村淳のエッセイを元に映画化。もっと食べ物を美味そうに撮れないのかというあまりに致命的な課題を全編抱えながら、俳優陣の常時ガス欠っぽいのエネルギーでなんとか乗り切った一本。特にゆるキャラ俳優としての揺ぎ無い座を獲得しつつある、日本映画界のひこにゃんこと堺雅人の笑顔は癒し。(でもやっぱちょっときもい) 不慣れにカメラを回しすぎたのか、「カット」をわざと言わずに演技の偶然性を井口奈己的に引き出そうとしたのか知らないけれど、ギャグと長すぎる間にはやや凍傷気味。ただ南極的あるあるネタは豆知識として楽しいし、生瀬勝久やきたろう、そして個人的に燃えたドクター役の豊原功補は魅力的。監督の沖田修一は長編映画に初挑戦だからか、ばっさり切っても何ら支障のないグダグダなくだりは2、3あるので、1時間半ほどコンパクトにしてくれればまだ我慢できる。寒々しい南極という舞台だからこそ、温かいご飯はとびっきり美味そうに撮って欲しい。そしたら中年親父9人がズルズルすすったって微笑ましい絵図に変わるのに。したがって、荻上直子に習って出直すべし。西田尚美俺の嫁。だから誰も手を出すな。

トランスポーター3/アンリミテッド

タイトルから破られるルールの存在を殊更強調されても、堂々と破られちゃちっともかっこよくない。やっぱり譲れないルールを破る男には苦悩があって欲しい。悔しさを滲ませて欲しい。分かっているよ、頭を使うのはジェイソン・ステイサムの兄貴の最も苦手とすることだってことくらい。でもテストが出来ないからって「ルールなんか知るか」と隣の生徒をカンニングしている程度のものにしか見えないので、退屈。こちらが睡魔と戦っている間に、ステイサムの兄貴が体を張って戦ったアクションをしても、思い返して印象的な場面が一切無いのは、それに「痛み」がないからか。どうせどうにかなっちゃうんでしょう?と、こっちの期待も最初から淡白なものなので、これといって裏切りも無いけれど、アクションの精度を上げることに腐心すると、手の汗はどんどん乾いていくんだよね。こういうの本当、最近多いよ。取り得のないブスなヒロインには終始ガッカリさせられっぱなしだし、カーアクションもスタントマンの苦労虚しく全くソソらない。黒光りするアウディA8のフォルムだけが唯一色っぽい。007でもエコを謳ったNPOが敵だったけど、やたら黒幕がエコと関係した陰謀と絡んでくるのが目立つ。ブラックなエコを槍玉に挙げれば良いという安っぽい考えが見えて、ぴんとこない。

カツカツなのでゲオで週5本映画を借りるのが精一杯なのですが、最近観た最新映画の中では「96時間」が最高に素晴らしかった。ザックリ感想を書こうと思ったけど、やや長くなりそうなので別記事にする。これ観たあとにトランスポーターを思い出すと余計に後者がクズだと思うね。「G.Iジョー」はモロッコ人がフランス語話せない時点でバカ丸出し。シエナ・ミラーのエロ漫画に登場しそうなメガネ女上司風(全世界共通)のキャラクターはズリネタ見所。イ・ビョンホンの忍者なんかも、一昔前の映画のキャラクター形式にキチンと乗っかってる感じが笑える。あと異様に存在感が薄い登場人物なんかは、予定していそうな続編でどうなってくんだろうね。なんとなく気になる。本当はどうでもいいけど。

カツカツな理由は明日から相方と2泊3日の岡山旅行に行ってくるからです。倉敷を十分に満喫したら山口まで脚を伸ばす可能性もあるので、岡山・広島・山口あたりでオススメの場所があったら教えてくださいね。秋吉台の鍾乳洞は行きたいと思ってます。

♪今聴いている曲♪
Y△CHT 『Psychic City (Voodoo City)
金が無くてまだ買ってない!!畜生!!やっぱり一人でやってるよりも、一緒に歌ったりしてるほうがこの人は良いみたいですね。2009年、自分的ハイライトになりそうな名盤・・・と思うけどまだ買ってない!!

See Mystery Lights

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