『アバター』メモ


そうそう、ゴールデングローブ賞を受賞した『アバター』だけど、今月観ました。2010年初めて観た劇場映画かな。作品の分かりやすい勧善懲悪の構図は広く受け入れられるだろうし、ナヴィの文化や環境に価値を見出さない軍人達はまるでアステカを破壊したコンキスタドールのようだし、むしろインディアンを殺した侵略者を祖先に持つアメリカ人が抱える後ろめたさへの慰みにもなっているのかもしれない。
それから自然破壊への警告うんぬんね・・・まぁそんなもんはこの映画にとってどうでも良いことだと思う。ただ、美しい映像美に酔いしれることは間違いない。最先端のVFXを駆使した隅から隅まで丹念に眺めていたくなるような緻密な光景は、シナリオの甘さをカバーするに十分なパワーがある。

だけど、ほんの少し引っかかっていたことがあって、ネットや雑誌での批評は一切まだ読んでない状態なので同じように考えている人がいるか分からないけど、家族で唯一の心強い賛同者が現れたので書くと・・・もののけ姫ラピュタからくる既視感に見舞われたというだけ。でも絶対に同じように考えている人はいるだろうね。だからといって私は映画を非難するつもりは一切ないし、それどころかあれだけのヴィジュアルで観ることができたことに感謝するし、そんな雑念を振り払うほど引き込まれたのが本音。キャメロンの映像センス(特にアングルおける)には脱帽するし、あんまりにも美しく完成されたパンドラの世界が容赦なく破壊された瞬間の悲しさは、また観たいという気持ちからもう観たくないと思わせるほどのトラウマ級。それぐらいの悲しみを創造するだけような映像は、今まで映画で観たことが無いかもしれない。

個人的に一番良かった場面は、アバターから抜けてぶっ倒れたジェイクがナヴィのネイティリに優しく包まれたところ。それまで意識されなかったネイティリの大きさが生身のジェイクに触れることで、ブワッと自覚したときにその良い意味での異質さに何故か感動。あとやっぱり強い女の子が好きなんだろうな。あとジョバンニ・リビシはファンにはたまらんくらい嫌なヤツを演じてくれました。うふ。

今聴いている曲
I Blame CocoCaesar (Feat. Robyn) (Diplo Remix)

Caesar [10 inch Analog]

Caesar [10 inch Analog]