ムイムイの行方−ペットを飼うということ。

あっという間に8月になってしまいましたね。実は、先月末TOEIC受験日直前にうちのカメ(ムイムイ)が逃げてしまいまして未だに見つからない状態が続いています・・・血眼になって探したのですが、どこにも見当たらないです。母親が甲羅干しをさせてやろうと外に出したところ、縁側に置いていた水槽が目を離したときに強風にあおられて倒れてしまったようです。どうしてこういうことが起きるんだろうと思いました。でも、起きてしまったことはしょうがない。ただ地道に探すしかないのです。うちの庭は分不相応に広いので、どこかに隠れているのかもしれないと、必死に探しました。隠れられるような茂み、植木鉢の影、縁の下・・・どこにもいませんでした。保健所などに問い合わせても発見されていないようでした。拾った人が入れたんじゃないかと、近所の噴水などを探してもいませんでした。

2年近くうちにいたムイムイが突然消えてしまったことが悲しくて、日々打ちひしがれています。あんなに元気だったあの子が、今お腹を空かしているかもしれない、暑がっているかもしれない、虫に噛まれているかもしれない、もしかしたら・・・最悪な結論までチラつきます。そういった想像を巡らせるだけで全身の力が抜けそうなくらい落ち込みます。本来あの子がいるべき環境、つまり川辺などからはかけ離れた場所で一人ぼっちにさせてしまった罪悪感で押しつぶされそうです。ムイムイは、猫のように鳴きもしなければ、鈴も付いてません。帰巣本能もないでしょう。GPSも当然ありません。外に出てしまえば、本当に無力な生き物になってしまいます。ムイムイをそんな目に遭わせてしまった私は、飼い主失格です。

あの子は毎日パワフルで、わがままで、全然懐っこくないけど、餌をあげる時に見上げてきたりして。ムイムイにとっては毎日が同じ日々の繰り返しに過ぎなかったと思うのですが、私には会社から帰ってきてムイムイに餌をあげる時間がとても貴重でした。よく食べる時、とても嬉しいんです。買った餌が少しムイムイには大きすぎて、半分に割ってあげるんですよ。そうするとちょうど口のサイズにあって、食べっぷりが良いんです。かわいいんですよ。もうだめだ、思い出すと涙が。思い出すというか、考えない時は殆どないんですけど。

逃がしてしまった原因である母親は、いつも「恐い!かわいくない!」と言っていたのですが、ムイムイがいなくなってから「本当は可愛いと思ってたんだよ・・・あんな言い方してたけど・・・野菜とか食べる時可愛いし…」と言っておりまして「なんだよ!!ツンデレかよ!!」と思いました。とはいえ、逃がしてしまった母親の危機管理能力の無さは恨みますが・・・。誰を責めてもムイムイが帰ってくるわけではありませんからね。

長い付き合いになるんだって、勝手に思っていたから、最近はあまり写真も撮ってなかったんです。戻ってこない可能性がゼロだとは思っていませんが、写真が少ないことが心残りで仕方ないです。きっと私のことも覚えてないと思います。それは当たり前のことで、全然いいんです。そこが好きなんですから。ムイムイの媚びない性格が良いんです。でも、餌に関しては私に依存していた。人間に依存しなければいけない環境に動物を置くのが「ペット」ということだと思います。そして飼い主はその責務を果たさなければならない。

ムイムイはもう帰ってこないと言ってしまうと、全てが終わりですが、大切なペットを責任を持って守りきれなかった自分をこの先ずっと責め続けなくてはならないと思ってます。ムイムイの代わりはいません。とりあえず、今は「大好きなエビたくさんあげるから帰ってこい!!」です。